2014/02/18

　平成26年2月12日に平成26年度診療報酬改定の個別改定項目（点数）が公開されました。新設の加算が増えると同時に、医療保険から介護保険へのスムーズな移行を行うための施策がうかがえます。注目すべき点としては地域包括ケア病棟入院料や介護保険リハビリテーション移行支援料などの介護保険分野との連携や介護保険下でのリハビリテーションを推進している点です。

維持期リハビリテーションにおいて標準的算定日数を超えており、状態の改善が期待できると医学的に判断されない場合においても、１月に13単位に限り疾患別リハビリテーションを算定できることとなっています。現在、要介護被保険者等に対する維持期の脳血管疾患等、運動器リハビリテーションについては、原則として平成25年度までとされていますが、この経過措置を平成27年度までに限り延長されます。ただし、要介護被保険者等であって、入院中の患者については、経過措置の対象患者から除くとされています。このように月13単位でのリハビリテーションが可能な期間は延長されましたが、今後、急性期や回復期以外で医療保険下でのリハビリテーションを受ける機会が削減されていくことは明らかです。

この現状を踏まえてarucoでは介護保険下でできること、在宅生活を送られている方に対してのリハビリテーションを考え、提供してまいります。

診療報酬改定の参考資料は下記URLで詳しく記載がありますのでご参照ください。

厚生労働省　中央社会保険医療協議会総会（第272回）　議事次第