最近太ったなと感じていませんか?

2014/05/04

血糖を調節するインスリンが不足したり、作用が不十分なために常に血糖が高い状態になっている病気をご存知でしょうか?このような状態を糖尿病といいます。自覚症状に乏しく(著しい口渇、尿量が多いなどありますが気づかれにくい)、合併症を引き起こす特徴があります。現在患者数は約7000万人いると言われています。食事療法の指導はほとんどの患者に対して行われていますが、運動療法に関しての指導は4割となっているのが現状です。

安静の弊害

近年のオートメーション化、コンピューター化により生活活動の必要性を大幅に減少させ、同時に飽食と相まって、糖尿病、メタボリックシンドローム、高血圧症の生活習慣病を増加させています。このような状況化では、健康のために自らの意思で「体を動かす」を目的とした「運動」を行わないと、健康維持は困難となっています。

運動療法

食事療法と薬物療法と並んで、糖尿病治療の有力な手段です。食事療法とともに運動療法を行うと、血糖値が下がるだけでなくさまざまな症状が改善されます。糖尿病の改善だけでなく、今現在健康な人でも、適度な運動を行う事はこれからの生活をよりよいものにするために必要です。arucoでは運動習慣がなかった方でも運動負荷量を調整しながら無理をしない範囲で運動を進めています。

運動の行い方

運動の種類は「有酸素運動」「レジスタンス運動」の2つです。有酸素運動の代表は歩行です。手軽さ、一人でも行えることから身体活動を増やす方法として第一に勧められます。骨格筋のインスリン感受性が高まり、血糖値を低下させます。

レジスタンス運動とは?

高齢者も手軽に取り組みやすい運動です。有酸素運動は筋肉をつけたり、筋力の低下の予防に対してはあまり効果がありません。筋力に対して効果があるのはレジスタンス運動である重りを使った運動などの筋力強く発揮する運動です。酸素を使わずに一時的にエネルギーを作り出して体を動かす為に、無酸素運動とも言われています。

運動の頻度とタイミング

有酸素運動は骨格筋のインスリン感受性を高め、血糖値を低下させます。血糖値の降下作用は運動時だけではなく2448時間程度持続します。その為、身体活動は少なくとも週3回以上の頻度で高める事が望ましいです。


arucoでは脳血管疾患や整形疾患の方だけでなく、糖尿病のような方などお一人お一人に合わせた運動プログラムを提供しております。ただ運動をすれば良いのではなく、身体に合わせた運動を行い、効果的な運動を行いましょう!

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