健康寿命とは?

2017/11/05


 2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を伸ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を伸ばすかに関心が高まっています。


健康寿命が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。2013年において、この差は男性9.02年、女性12.40年でした。


今後、平均寿命が延びるにつれてこの差が拡大すれば、健康上の問題だけではなく、医療費や介護費の増加による家計へのさらなる影響も懸念されます。健康に配慮する一方で、こうした期間に対する備えも重要になります。



スマート・ライフ・プロジェクト

「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした厚生労働省の国民運動です。運動、食生活、禁煙の3分野を中心に、具体的なアクションの呼びかけを行っています。2014度からは、これらのアクションの他、健診・検診の受診を新たなテーマに加え、更なる健康寿命の延伸を、プロジェクトに参画する企業・団体・自治体と協力・連携しながら推進しています。


1.Smart Walk(適度な運動で)

適度な運動や身体活動は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率の低下、また、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められています。更に高齢者においても寝たきりや死亡を減少させる効果があることが示されています。しかし、現在は家事や仕事の自動化、交通手段の発達により身体活動量が低下しており、肥満の原因にもなっています。


 毎日10分の運動を。例えば、通勤時。苦しくならない程度のはや歩き。それは、立派な運動になります。1日に10分間の運動習慣で健康寿命を延ばしましょう。

2.Smart Eat(適切な食生活で)

日本人の食生活が、第二次世界大戦以降約50年間に高塩分・高炭水化物・低動物性たんぱく質という旧来の食事パターンから、動物性たんぱく質や脂質の増加した食事パターンへと変化を遂げ、がん、心疾患、脳卒中、糖尿病等の生活習慣病の増加が深刻な問題となりました。これらの発症に栄養・食生活に関連があると言われています。


近年は社会環境の変化に伴い食事管理・体重管理の意識は向上していますが、一方で朝食欠食率の増加、加工食品や特定食品への過度の依存、過度のダイエット志向、食卓を中心とした家族の団らんの喪失などが見受けられ、身体的、精神的な健康への影響が懸念されています。

 1日プラス70gの野菜を。日本人は1日280gの野菜を摂っています。1日にあと+70gの野菜を食べること、朝食をしっかり食べることで健康寿命を延ばしましょう。

3. Smart Breath(禁煙で)

たばこは、肺がんをはじめとした多くのがんや、虚血性心疾患、脳血管疾患など多くの疾患、低出生体重児や流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子です。たばこに含まれるニコチンには依存性があり、自分の意志だけでは、やめたくてもやめられないことが多いですが、禁煙に成功すれば、喫煙を継続した場合に比べて、これらの疾患の危険性は減少します。


平成21年の調査では、男性の喫煙率は38.2%、女性の喫煙率は9.1%となっており、ほぼ横ばいです。今後さらなる喫煙率の減少に向けたアクションが必要となっています。


 禁煙を。たばこを吸うことは健康を損なうだけでなく、肌の美しさや若々しさを失うことにも繋がります。たばこをやめて健康寿命を延ばしましょう。



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