不整脈にご用心

2018/04/22

 心臓は通常、電気信号が心臓の筋肉を伝わる際の刺激によって、規則的に拍動を繰り返しています。


 健康な成人の心拍数は1分間に60~80回です。ところが、この電気信号が起こる部位や伝導に異常が起こると、心拍数が変化したり、拍動のリズムが乱れてしまいます。これを不整脈といいます。



不整脈の種類

・頻脈性不整脈:拍動が速くなり、1分間の心拍数が100回超える。


・徐脈性不整脈:拍動が遅く、1分間の心拍数が50回未満になる。


・期外収縮:通常よりも早いタイミングで、拍動が起こりリズムが乱れる。



症状

 動悸やめまい、息切れ、だるさなど、不整脈が起こると自覚症状が現れることがあります。ただし、必ずしも症状の有無と不整脈の重症度に関係があるとは限りません。


 不整脈の症状は、拍動の異常や十分な量の血液が循環しない事が原因となって起こります。


 徐脈性不整脈で長時間拍動が止まってしまったり、頻脈性不整脈で速く拍動し過ぎて血液が送り出せない状態に至ると、失神したり、突然死を引き起こす恐れもあります。


 運動中など、特に注意をしていく必要があります。



原因

 不整脈の原因はさまざまですが、自律神経のバランスの乱れもその一つです。自律神経とは、自分の意思とは関係なく、刺激や情報に反応して体の機能をコントロールしている神経の事で、相反する働きをする「交感神経」と「副交換神経」の2つがバランスよく働く事で健康を保っています。


 しかし、ストレスや睡眠不足などで自律神経のバランスが不安定になり、不整脈が起こりやすくなります。


 注意が必要なのは、病気に関連して不整脈が起こる場合。特にその病気が心臓にある場合には、命に関わる危険な状態を引き起こす可能性があります。


 不整脈がある場合には、まずそれが危険な状態であるかどうか、治療が必要な状態であるかどうかを明らかにしておく事が大切です。



不整脈を未然に防ぐには?

 不整脈は、日常生活の影響を大きく受けます。不整脈の原因となる生活習慣には次のような事が挙げられます。


 疲労・睡眠不足・喫煙・過度の飲酒・ストレス・カフェインの過剰摂取

治療の必要がない不整脈の場合でも、「注意信号」と捉え、日頃の生活習慣を見直していくことが必要です。


 arucoでは不整脈のような自覚症状に注意し、運動を提供しております。症状に合わせて休息や運動の調整を行い、日常生活の動きで活用できるアドバイスも行っております。

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