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脳梗塞についてお知らせします
2018/06/24
だんだんと熱くなり、7月が目前となっております。夏には熱中症がよくニュースに取り上げられますが、その他に気を付けたい病気が「脳梗塞」です。
なぜなら、夏は汗を多量にかくことにより体内の水分が失われてしまい、脱水症状となってしまうからです。
その結果、血液がドロドロ状態となってしまい、血管が詰まりやすくなることで脳梗塞になるリスクが高くなります。今回は脳梗塞についてお知らせします。
脳梗塞の症状
脳梗塞が発症する前には、以下のような初期症状が見られることがあります。
- 口の動きの異変・ろれつが回らなくなる(構音障害)
- 片方の手足に力が入りにくい・痺れを感じる(片麻痺)
- 人の言うことがうまく理解できない
- 思ったように文字が書けない
- 視野が狭くなる等
これらの症状は一過性脳虚血発作と言い、脳の血液の流れが一時的に悪くなり、血栓が詰まってしまっている状態です。
ただ、血栓はすぐに溶けて血流が正常に戻るため、遅くても24時間以内には症状が消失しますが、症状が消えたからと言って油断してはいけません。
脳梗塞ではいかに早期に発見し、治療するかが非常に大切ですので、上記のような症状が出現した場合は、症状が消えた場合でも病院へ受診して頂くことをおすすめします。
早期発見することで重症化を未然に防ぐことが出来るからです。
脳梗塞の予防
脳梗塞の予防には、前項でも触れたように、身体への水分の補給が大切になります。
ただし、水分を摂取しても、身体全体に浸透するには約15分程度はかかるため、水を飲んでも、すぐに血液の流れがよくなるわけではありません。
大切なのは、汗をかいていなくても、早め早めに、そしてこまめに水分補給を行うことです。
夏の脳梗塞の予防で、もうひとつ大切なことは、睡眠の前後に上手に水分補給を行うことです。
私たちは、眠っている間、およそコップ1杯程度の汗をかきます。真夏の熱帯夜ともなると、それ以上の大汗をかき、体内の水分が多く失われてしまいます。
さらに眠っているときは、一般に血圧が低下するため、血液の流れが遅くなり、血栓ができやすい状態になります。
その予防のために、まず寝る前に水を1杯飲むようにしましょう。
おわりに
夏に脳梗塞が発生しやすい理由と症状、予防についてお伝えしました。
中高年になると、睡眠中にトイレに立つことが多くなるため、それを嫌って夜間には水分を摂らない人が少なくありません。
しかし、これは大変危険なことです。夏だからこそ水分補給を忘れずに行い、脳梗塞対策と同時にこの時期非常に多い、熱中症の予防も行っていきましょう。
そして楽しい夏を過ごしていきましょう!!!